レーダーでは一つの周波数のレーダーで測定可能である。 このシステムを実現するためには、側方散乱波のドップ ラー偏移を測定するために、空間的に離れた送信部と受信 部の局発信号の周波数同期が必要となる。また、『送信ア
信号処理装置は,レーダー送信制御と信号処理を実行す る装置である。レーダーの送信制御は,電波環境適応処理 によって決定され,送信周波数や送信タイミングが制御さ 日本無線技報 No.67 2016 - 62 技レー電波環境適応レーダーの ダー送信の合間にレーダーを停止して受信した信号から レーダー干渉を認識する処理である。電波環境適応制御を 実現するため、干渉除去技術と電波環境適応技術を開発し た。これらの技術について、第2.1.2 節と第2.1.3 節で説 明する -S94 - 測 時 報 第 特別号 2. レーダー式波浪計の設置に至る経緯 2.1 超音波式波浪計による観測 気象庁では,1974 年(昭和49 年)から1984 年(昭 和59 年)にかけて超音波式波浪計を整備し,沿 岸波浪観測を実施して THzレーダー計測の高速化および遠隔リモート計測が可能 À´K®ÎºÎ¢1h='ªÃ ËK®ÎºÎ¤ ·²ÎÉ, THzパルスとプローブパルスの 時間タイミングが各パルス毎 に自動的にシフト ref) T. Yasui et al., Appl. Phys. Lett. 87, 061101 (2005). f 1 f 2 Δ=f 1 -f 自動車用3次元スキャンミリ波レーダ 5 水平方位の検出は、M個の受信アンテナの受信位置が異 なることによる受信信号の位相差を用いた演算処理により 行う。水平方位の算出イメージを図4に示す。距離方向、水平方位、および、垂直方位を検出できる3
2016/02/10 47 豊田中央研究所R&D レビュー Vol. 32 No. 2 ( 1997. 6 ) ミリ波帯における自動車レーダ受信信号特性の推定 大島繁樹, 浅野孔一, 西川訓利 Estimation of Received Signal Characteristics for Millimeter Wave Car Radar Shigeki 視点も重要であろう.初めに,気象レーダーの原点で ある正確な降雨量はどのようにすれば測れるかという 問題から述べたい.気象レーダーは,雨滴から散乱さ れる電波の反射強度(レーダー反射因子は雨滴直径の 6乗に比例する)から降雨量を推定するため,雨 … 信号処理装置は,レーダー送信制御と信号処理を実行す る装置である。レーダーの送信制御は,電波環境適応処理 によって決定され,送信周波数や送信タイミングが制御さ 日本無線技報 No.67 2016 - 62 技レー電波環境適応レーダーの ダー送信の合間にレーダーを停止して受信した信号から レーダー干渉を認識する処理である。電波環境適応制御を 実現するため、干渉除去技術と電波環境適応技術を開発し た。これらの技術について、第2.1.2 節と第2.1.3 節で説 明する -S94 - 測 時 報 第 特別号 2. レーダー式波浪計の設置に至る経緯 2.1 超音波式波浪計による観測 気象庁では,1974 年(昭和49 年)から1984 年(昭 和59 年)にかけて超音波式波浪計を整備し,沿 岸波浪観測を実施して
第1章 ドップラー信号処理とレーダ装置* 1.1 はじめに 降水粒子のような気象目標物は,その粒子の大きさ,形状及び向きに『より決る速度で落下する一一 方,大気流に従って流される。このためドップラー気象レーダは,このような降水目標物の動きを 見本PDF No.8 89 ¡ハードウェアの進歩やフェーズド・アレー・アンテ ナの実用化やコンピュータをはじめとするディジタル 技術の進歩により,それまで実現できなかったことが 可能となったり,新しい要素技術に基づく新しいレー レーダーにおける距離計測とパルス圧縮技術 距離分解能 レーダで目標までの距離を測定するためには様々な方法が用いられるが、最も直感的な のが、短いパルスを送信してエコーが返ってくるまでの時間を測定する方法である。 子どもに教えたい通信のしくみ 51 さて,ターゲットとして有名なのが航空機などの飛しょう 体で,実際多くのレーダが飛行場などで活躍しています.こ のようなターゲットは比較的大きなものの例ですが,雨粒な どの小さなターゲットの集合体に電波が入射して … レーダーの仕組み レーダーって何? レーダー(Radio Detecting and Ranging)は自ら電波を発射し、その反射波をとらえることにより、海上の他船やブイ、鳥などの物標をとらえることができます。波長の短いマイクロ波を使用するため、キャッチした物標までの距離と方位を正確に測定することが 2019/08/01 2016/02/10
16.レーダー講習用指導書(基礎理論編) 17.レーダー講習用指導書(装備艤装工事編) 18.平成14年度海事国際条約・船舶安全コース研修実施報告書 [ 同じカテゴリの成果物 ] アンケートにご協力 御願いします この成果物は お役に立ち 第1章 ドップラー信号処理とレーダ装置* 1.1 はじめに 降水粒子のような気象目標物は,その粒子の大きさ,形状及び向きに『より決る速度で落下する一一 方,大気流に従って流される。このためドップラー気象レーダは,このような降水目標物の動きを 見本PDF No.8 89 ¡ハードウェアの進歩やフェーズド・アレー・アンテ ナの実用化やコンピュータをはじめとするディジタル 技術の進歩により,それまで実現できなかったことが 可能となったり,新しい要素技術に基づく新しいレー レーダーにおける距離計測とパルス圧縮技術 距離分解能 レーダで目標までの距離を測定するためには様々な方法が用いられるが、最も直感的な のが、短いパルスを送信してエコーが返ってくるまでの時間を測定する方法である。 子どもに教えたい通信のしくみ 51 さて,ターゲットとして有名なのが航空機などの飛しょう 体で,実際多くのレーダが飛行場などで活躍しています.こ のようなターゲットは比較的大きなものの例ですが,雨粒な どの小さなターゲットの集合体に電波が入射して … レーダーの仕組み レーダーって何? レーダー(Radio Detecting and Ranging)は自ら電波を発射し、その反射波をとらえることにより、海上の他船やブイ、鳥などの物標をとらえることができます。波長の短いマイクロ波を使用するため、キャッチした物標までの距離と方位を正確に測定することが
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